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つらーい不眠症!どうしてますか?
不眠症の対策
東洋医学にできること

つらーい不眠症!どうしてますか?

寝床につくときに翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である (ヒルティ)

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休養は健康づくりの柱のひとつであり、その基本は睡眠です。
睡眠は心身の疲労回復をもたらすとともに、記憶を定着させる、免疫機能を
強化するといった役割も担っています。
さらに、よい睡眠は生活習慣病予防の一つのカギになることがわかっています。
健やかな睡眠を保つことは活力ある日常生活につながりますが、
睡眠不足や睡眠障害等の睡眠の問題が起こると、疲労感をもたらし、
情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質が大きな影響を
受けます。

眠られぬ夜にはいろいろな原因がありますが、今回は疾病の観点から不眠症
取り上げました。

不 眠 症

<不眠症とは>

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「どうしても眠れない」というのは誰もが経験することで、
通常は数日から数週のうちにまた眠れるようになります。

しかし、時には不眠が改善せず1ヶ月以上にわたって続く場合があります。
この様な状態は心身に影響を及ぼし、さまざまな不調をもたらします。
不調の種類は多岐にわたり、倦怠感、意欲低下、集中力低下、抑うつ、頭重、
めまい、食欲不振などがみられます。

以上のような
1)長期間にわたる夜間の不眠の継続、
2)日中における精神や身体の不調の自覚と生活の質が低下、
の2点がみとめられた時には不眠症と診断されます。
不眠の原因はストレス、こころやからだの病気、クスリの
副作用などさまざまで、それぞれに応じた対処が必要です。
不眠が続くと不眠恐怖が生じ、緊張や睡眠状態へのこだわりのために、
なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。

<どのようなタイプがあるのか>

不眠症は4つのタイプに分けられます。

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入眠障害:寝つきが悪い。

中途覚醒:眠りが浅く途中で何度も目が覚める。

早朝覚醒:早朝に目が覚めてしまう。

熟眠障害:ある程度眠ってもぐっすり眠れたという満足感(休養感)が得られない。

<不眠は国民病?>

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日本人を対象にした調査によれば、一般成人のうち約21%が
「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答し、
約15%が日中の眠気を自覚しています。つまり、成人の5人に1人
(1500万~2000万人)が不眠に悩んでいると推計されます。
さらに、加齢とともに不眠は増加し、60歳以上の方では約3人に1人が睡眠問題で
悩んでいます。
これらの結果から、不眠症は特殊な病気ではなく、誰もが罹る可能性のある病気と言えるでしょう。

不眠症の対策

<自己流安眠法の開発>

睡眠の問題に対する予防・改善策として自分なりの安眠法を工夫することが
効果的です。安眠のポイントとして下の様な指針が厚生労働省の研究班によって
まとめられ、発表されています。

<睡眠障害対処12の指針>

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1)睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
2)刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法

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3)眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
4)同じ時刻に毎日起床

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5)光の利用でよい睡眠
6)規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣

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7)昼寝をするなら、15時前の20~30分
8)眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
9)睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
10)十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
11)睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

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12)睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全

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また、現在の不眠治療としては睡眠薬を用いた薬物療法が中心となっています。
かつての睡眠薬は効果が強力なため、副作用の問題がありました。
しかし、現在広く使われている睡眠薬は自然に近い眠りが得られ、副作用も
少ないものが使用されてます。ただし、医師の指導の元に適切に使用することが
大切です。

東洋医学にできること

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東洋医学の考えでは、意識は五臓のひとつである心によって
コントロールされています。心は陽に属するので、陽気が盛んな日中では
心の機能は活発であり意識は明瞭で眠ることはあまりありません。
一方、陰気が盛んになる夜間では心の機能が安静になり意識は沈潜し眠りに
入ります。しかし、安静になるべき夜間に何らかの原因で心のはたらきが
乱されると不眠が生じます。漢方では、ヒトそれぞれの体質、症状などのタイプに
対応する方剤を選び、血行動態、自律神経系、胃腸障害を調節して改善を
はかります。

黄連解毒湯 三黄瀉心湯
血色がよく、のぼせ気味で、気分がイライラして落ちつかず興奮しやすい方。
高血圧症、更年期障害などでみられる不眠にも。
便秘があれば三黄瀉心湯を用いる。

温胆湯
大病後あるいは仕事で無理が続いて、疲れ、神経過敏になっている方。
些細なことに神経を使って眠れないもの。

加味帰脾湯
胃腸が弱く、顔色すぐれず、腹にも脈にも力がない方。
貧血、健忘、動悸、神経過敏、不眠などで物忘れして困るというものによく、
この症状があって眠れないものに用いる。

酸棗仁湯
心身が疲労して眠ることのできないものに用いる。
慢性病、老人の方で、夜になると目がさえて眠れないというものによい。

柴胡加竜骨牡蠣湯
神経過敏で不眠を訴える、一見して丈夫そうな肥満体質の方。
上腹部が膨満し、胸脇苦満があり、臍部で動悸が亢進し、便秘の傾向がある場合に。

 

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