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最近”味付け”が濃くなってない!?
10年で10万人増加!味覚音痴が増え続けている
味覚オンチが増えている…味覚を磨いて「おいしさ」感じよう!

第21号 味覚オンチが増えている…味覚を磨いて「おいしさ」感じよう!

おいしいものを食べると幸せな気持ちになります。ところが最近「食べ物の味がわからない」「口の中が苦い」など味覚異常を訴える人が増えています。
原因の多くは亜鉛欠乏によるものです。
味覚障害患者はこの10年間で、14万人(平成5年)から24万人(平成15年)に増加しており、中年以降に増え始め、60代がピークです。
男女比は1対2と女性が多く、その理由としては女性は料理の味付けの機会が多く、家族から「最近、味付けが濃くなった」などと指摘され受診するケースが多いからです。
潜在患者はもっといると予測されます。

味を感じる仕組み ~味は舌や上顎、喉の一部でも感じる~

味を感じるのは、舌を中心に上顎や喉に分布する味蕾という器官です。
舌で感じる味は65%、残り10%は上顎、25%は喉で感じるといわれています。
舌には糸状、茸状、葉状、有郭の4つの乳頭があります。
糸状を除く舌乳頭には味蕾があり、1つの味蕾には数十個の味細胞があります。味細胞は液状のものしか感知できないので、よく噛んだ食べ物が唾液と混ざることにより甘味、塩味、酸味、苦味、旨味が感知され、その情報が神経を通じて脳へ伝達されます。これが味覚です。
従来は、5種類の味それぞれを感じ取る部分がわかれているとされていましたが、現在では、味蕾が5種類すべての味を感知することがわかっています。
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味覚障害の種類

味覚減退    味がわからない
味覚消失    砂を噛むような味
自発性異常味覚 実際には何もないのに口の中で特定の味がする
解離性味覚障害 甘味だけ、塩味だけなど、特定の味がわからなくなる
異味症     本来の味と違う(甘いものが苦く感じられるなど)
悪味症     何を食べてもおいしくない

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●薬が原因の場合は自発性異常味覚を生じる場合が多く、苦味を訴えることが多い。

●舌痛(口内痛、口の中がしみる場合も含む)、口腔乾燥なども随伴症状として見られる。

●舌炎により障害されるのは塩味で、酸味と混同しやすくなる。

味覚異常の原因となる可能性のある薬剤
利尿剤
降圧剤
抗不整脈薬
抗パーキンソン薬
抗うつ剤
向精神剤
解熱鎮痛剤
抗生物質
抗結核薬
抗がん剤
肝臓疾患用薬
抗甲状腺薬
糖尿病薬など
現在わかっているだけでも200種類ほどある。

風邪が原因で「感冒後味覚障害」

風邪を引いた後に「感冒後味覚障害」を起こすことがあります。
ウィルスが味細胞を障害することが主な原因ですが、薬が原因のことも。
味とにおいの両方がわからなくなることもあり、これを「感冒後味覚同時障害」といいます。
嗅覚は味と密接に関わっているため、嗅覚が障害される「風味障害」でも味がわかりにくくなります。

亜鉛と味覚

いつもの新鮮な味覚を保つためには味蕾を構成する味細胞は、常に新しい細胞に生まれ変わっており、そのサイクルは10日あまり。
充分な量の亜鉛がないと酵素が働かず、新しい細胞がつくられず味蕾は機能しなくなります。亜鉛不足は同時に食欲不振や傷が治りにくいといった問題を引き起こします。
つまり味覚障害は亜鉛不足によって起こる様々な症状のうちの1つということです。
日本の土壌にはもともとミネラルが少ないのですが、近年さらに土壌がやせて野菜や穀物に含まれる亜鉛も減っており、味覚障害の増加とも関わりが深いのです。
高齢者では老化現象による味細胞の減少や唾液分泌が減って口の中が乾燥する「ドライマウス」、舌炎や口内炎、脳や神経の病気が原因になることもあります。ストレスによる心因性、原因がわからない特発性味覚障害も少なくありません。

治療の基本は亜鉛の内服と食事療法

味覚障害の治療では基本的に亜鉛の内服薬を処方します。
その他、ビタミンB群(B2・B6・B12)や鉄なども使います。
薬の効果を自覚できるまでには2~3週間かかります。
ビタミンB群は舌炎を防ぎ味蕾を守ることにつながります。ビタミンB6は味覚障害患者に起きやすい軽いうつを防ぐのにも効果があります。

亜鉛含有量の多い食品
かき、納豆、抹茶、ココア

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かに、わかめ、牛レバー、いわし
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他には玄米、ごま

1日の亜鉛摂取基準

成人男性9mg 成人女性7mg 上限量30mg

カンリゲンS Bio  (栄養機能食品)カルシウム・マグネシウム・亜鉛含有食品

「食生活は、主食、主菜、副食を基本に、食事のバランスを。」

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