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食事と運動が重要!
骨粗しょう症予防!
1000万人を超える患者数

第38号 増加し続ける骨粗鬆症

骨粗鬆症の罹患者は自覚症状のない人も含めると約1000万人いると推定されています。
その中でも多くの割合を占めるのが閉経後の女性ですが、近年では男性でも同様に骨粗鬆症と診断される人が増えてきており、高齢者化社会に伴いますます罹患者が増加しているのが現状です。
骨粗鬆症とは加齢に伴い破骨細胞の活動が優勢になり骨形成(骨を作る作用)骨吸収(骨を壊す作用)のバランスが崩れ、成長期に蓄えられてきたカルシウムが過剰に骨から取り出され骨量が減少し、骨がもろくなる病気です。女性の場合は閉経によるエストロゲン(女性ホルモン)の減少により、さらに骨量の減少に拍車がかかります。骨粗鬆症にはその他にも続発性のタイプがあります。

◆ 骨粗鬆症の分類と原因 ◆
● 原発性骨粗鬆症
閉経後のエストロゲンの低下、加齢による骨形成の低下が原因
● 続発性骨粗鬆症
各種内分泌疾患、胃切除、関節リウマチ、ステロイド製剤の服用など
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骨粗鬆症に伴う症状

骨粗鬆症が進行しても必ずしも自覚症状が現れるとは限らず、
診断基準値以下でも健常人同様の生活を送られている人が多くいます。
しかし、自覚症状がないだけにかえって本人の気付かないうちに病気が
進行していき、ある日突然、骨折する場合もあるため注意が必要です。

● 背中や腰の痛み
早期の症状で、始めは一部だけの痛みですが徐々に全身に広がっていきます。
● 猫背になったり脊椎又は関節の変形
変形した骨により肺や胃腸が圧迫され、呼吸困難、食道炎、便秘につながります。
● ささいなはずみで骨折
特に骨折しやすい部位として手首、大腿骨頚部、肩部及び背骨です。
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特に大腿骨頚部などを骨折すると、入院生活を強いられ、高齢者はそのまま
「寝たきり」になる可能性が高く、現在、約120万人いる寝たきり者の3番目の原因が“骨粗鬆症による骨折”によるものです。

日常生活で行う骨粗鬆症予防

骨粗鬆症の予防あるいは治療には特に食事・運動の2つが重要です。
食 事
日本人は骨の主成分であるカルシウムの摂取量が不足傾向にあり、
カルシウムの摂取目標値である700㎎/日を下回っています。
そのため魚や大豆製品などより積極的にカルシウムを摂取するとともに、
カルシウムの代謝と調節を行うマグネシウムの摂取も重要です。
カルシウムとマグネシウムはペアになって働くため2つの栄養素を
一緒に摂取することが大切で、その比率はカルシウムとマグネシウムを2:1で摂取するのが理想とされています。
またビタミンDもカルシウムの吸収を促すため、丈夫な骨を作るには欠かせない栄養素です。

運 動
骨に負荷を加えるとカルシウムが骨に沈着しやすくなることがわかっています。
しかし、高齢者では激しい運動はかえって骨への負担となる場合があるため、
ウォーキングのような弱い刺激を長く続けることが大切です。
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*逆にアルコールやタバコのニコチン、コーヒーに含まれるカフェインなどは、カルシウムの吸収を阻害する作用があるので、摂りすぎには注意が必要です。

骨の将来を左右する3つの時期

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女性の場合、骨量の減少は閉経による急激なエストロゲンの分泌低下が
大きな要因ですが、閉経後にすべての人が骨粗鬆症になる訳ではありません。
エストロゲンの分泌は大きく変動する3つの時期があり、この時期にしっかり
カルシウムを補給することで将来の骨粗鬆症予防につなげることができます。
またビタミンDもカルシウムの吸収を促すため、丈夫な骨を作るには欠かせない栄養素です。

【成長期】
エストロゲンの分泌が盛んになり骨形成が活発になることで骨量がピークを
向かえる時期です。このピークが高いほど、閉経後に骨量の減少が始まっても
“骨折しやすい状態”(骨折危険域)に至るまでの時間がかかるため、
この時期に骨量を増加させることは非常に重要です。

【妊娠期・授乳期】
妊娠中にはエストロゲンが多く分泌され、その働きによりカルシウムの
吸収率が高まる時期であるために骨量を増加させるには大切な時期です。
逆に授乳期に入るとエストロゲンの分泌が落ち込み、カルシウムの吸収率が
大きく低下するために通常より多めに摂取する必要があります。

【更年期】
閉経(一般的に45~55歳ごろ)の数年前から分泌が減少するエストロゲンは
閉経するとほとんど分泌されなくなるため骨量が急速に減っていきます。
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