日本製薬商事オフィシャルサイト

ちょっと役に立つはなし

画像の説明

アトピーの原因と
改善方法・ケア方法
増加する“成人型アトピー性皮膚炎”

第27号 増加する“成人型アトピー性皮膚炎”

以前まではアトピー性皮膚炎と言うと主に子供の疾患で成長するにつれて治癒し、成人としてはそれほど多くは無い疾患の1つとして考えられてきました。
しかし、近年では小児期のアトピー性皮膚炎が治癒せず、成人型に移行したり、思春期以降に発症する“成人型アトピー性皮膚炎”が増加しています。
成人型アトピー性皮膚炎はステロイド依存性皮膚症(皮膚が外用ステロイドなしには普通に機能しない状態)を合併するタイプのアトピー性皮膚炎です。
画像の説明

成人型アトピー性皮膚炎の主な原因として

ステロイド外用剤の不適切使用 に加え
遺伝的 環境的 心理的 要因が挙げられます。

成人型アトピー性皮膚炎の場合、症状として主に顔や首など目立つ部位が
赤黒くなり強いかゆみを伴うことが特徴で、重症になると皮膚症状は全身に及びます。
 一方、東洋医学的にアトピー性皮膚炎をみると気・血・水の変調からくると
考えられますが、その多くは心の問題と結びついた、気の流れの滞りが原因と
判断されています。

アトピー性皮膚炎を改善するポイント

 アトピー性皮膚炎を改善するには原因・悪化因子の検索・対策に加え日常よりスキンケアを行い、それでも軽快しない場合は薬物による治療を取り入れていきます。
成人型アトピー性皮膚炎の場合、それらに加えステロイド外用剤の適切な使用や悪化因子の中心と考えられる精神的ストレスを取り除くことも重要です。

1)原因・悪化因子の検索と対策
人により原因・悪化因子は異なるので、それらを十分確認してから
除去対策を行うことが重要です。
画像の説明

2)スキンケア
アトピー素因のある人は健康な人に比べると角質細胞間脂質が少なく
皮膚が乾燥しやすいため防御機能が弱いのが特徴です。
皮膚の炎症を予防するには日常のスキンケアが重要です。

◆皮膚の清潔
毎日の入浴・シャワーが大切!
*ただし温度を上げ過ぎず、
  また、皮膚を強くこすらないこと
画像の説明

◆皮膚の保湿
保湿剤を効果的に使用!
*すり込むのではなく、薄く伸ばすように使用
画像の説明

アトピー性皮膚炎に効果的な栄養素

 アトピー性皮膚炎の食事療法で大切なのは、
まずアレルギー反応が出る食物を特定し、その食物の摂取を制限することが大切です。
それと同時に過剰なアレルギー反応を抑える食物を日常より予防的に摂取することも大切です。

● フコイダン【海藻のヌルヌル成分の中に含まれている物質で水溶性食物繊維】
免疫細胞に作用して、バランスを崩した免疫機能を調整する働きを持っています。また、ガン細胞にだけ直接働いて自滅させる「アポトーシス誘導作用」が
確認されています。
画像の説明

● キノコ多糖体【β-グルカン、ヘテログルカン、 キシログルカンなど】
白血球に働きかけアレルギーの予防・改善に効果があるといわれています。
また、糖の結合状態によりそれぞれ異なる抗腫瘍効果も発揮するとされています。
画像の説明

● ポリフェノール【アントシアニン、イソフラボンなど植物が光合成を行う
ときにできる物質の総称】
特にリンゴに含まれるポリフェノールには、アトピー性皮膚炎の痒みや
炎症を抑える効果があると日本アレルギー学会にて発表されています。
また、抗酸化作用・脂肪蓄積抑制作用・抗菌作用などがあるとされています。
画像の説明

清心元を構成する生薬【PART1】

 “妙泉牛黄清心元”は添加物である金箔、蜂蜜を含めると27種もの成分より構成されています。1つ1つの生薬が製品同様、非常に特徴的な生薬で様々な働きを有しています。それら特徴的な生薬を数回に分けて紹介させていただきます。

MOSCHUS
麝香 ジャコウ
画像の説明
薬味:辛 薬性:温 帰経:心・脾
【性 状】
シカ科ジャコウジカの雄の麝香腺にある分泌物を乾燥したもの。
『神農本草経』に命を養う不老長寿薬として上品に収載されています。
芳香は濃厚で、独特の有騒性の香味が感じられ、味はやや苦く口から鼻に
ぬける香味がする物が佳品とされています。ワシントン条約
(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)により商取引が厳しく規制されています。現在では化学的評価法によりムスコン 2%以上、C19-ステロイド 0.5%以上を含有する麝香は一応信頼すべきとされています。                
【成 分】
香気成分ムスコン・ムスコピリジンなど。ステロイド類・ステロール類。
蛋白質・アミノ酸・カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛など。

【古典的薬能】
麝香は芳香性開竅作用を有し、心にとりつき、心を閉塞している熱・寒・湿邪を取り除き閉を通じます。時に牛黄と共に用いて熱病神昏、中風痰迷に適応します。また止血・消腫に対しても効果が迅速で内服もしくは外用されます。
更に血の巡りを良くし、結を散じる効果もあります。

【用 途】
興奮、強心、鎮痙、鎮静、排膿、解毒、小児の驚癇(ひきつけ)、神経衰弱症、心腹痛、打撲損傷、その他、救急の症に応用されます。
*ただし、子宮の筋肉を興奮させて収縮を増強するため妊婦の服用は
原則禁忌とされています。
                  出典:原色和漢薬図鑑、汎用生薬便覧

↑ページのトップへ