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生薬

安息香(アンソッコウ)

おもな薬能
去痰、抗炎症作用、心を落ち着かせる効果


安息香

性 状

安息香(アンソッコウ)はツツジ目エゴノキ科エゴノキ属のアンソクコウノキ、またはその他同属植物が産出する樹脂のことである。安息香などの樹木に傷をつけてそこからにじみ出て固化した樹脂を採集する。

ベンゾイン とも呼ばれるが、化合物名のベンゾインとは別である。安息香酸の名はこの樹脂から得られたことによる。ベンゼンの名も安息香酸から得られたことにちなむので、間接的にこの樹脂に由来している。

成 分

カルボン酸とそのエステル

薬理作用

その甘い香りは気分を落ち着かせ、自信を回復させてくれるので、神経が疲れたとき、ストレスがたまったとき、怒りっぽくなったときなどに使用されます。

血液の循環を良くするので、血行不良、関節炎、痛風、リウマチなどに効果があります。また呼吸器系と免疫系統に働きかけ、去痰作用があり、喘息、気管支炎、インフルエンザ、咳、喉頭炎などにも良いとされています。

肌の消炎作用があるので、スキンケアにも良く、乾燥によるひび割れ、過敏肌、赤味、かゆみ、ニキビ、湿疹、乾癬などにも効果があります。瘢痕を柔らかくして消えやすくする働きもあります。

用途

安息香はアロマオイルとして使用されることが多く、含まれる安息香酸の静菌作用により食品添加物の保存料として使用されていたとの記録もある。