日本製薬商事オフィシャルサイト

ちょっと役に立つはなし

画像の説明

春になると
皮下脂肪が薄くなり血流量が増える!?
春の病と養生法

第7号 春の病と養生法

中国の古典の『黄帝内経』には「春は生じ、夏は長じ、秋は収じ、冬は蔵する」という養生法が記されています。日増しに春の日差しが強くなってきましたが今回は春の病と養生法についてのお話です。

日増しに春の日差しが強くなり、日焼けが気になる季節になりました。中国の古典の『黄帝内経』には「春は生じ、夏は長じ、秋は収じ、冬は蔵する」という養生法が記されています。つまり「冬に病気が出て、春は治るための不快な症状がいっぱい出て、夏に治る。秋にはまたストレスが始まる」という流れがあります。したがって春は不快な症状がいっぱい出て辛い季節なのです。
画像の説明
木のグループ
肝・胆・筋・酸・目・青・東・春
などに関連があるとされています。
画像の説明

 春は五臓の「肝」が亢進する季節で、瘀血(オケツ)が上昇して顔や頭、皮膚に現われ、女性では生理が狂いやすくなります。日本の春は寒暖の差が大きいので体調を崩しやすく、また紫外線が強くなり、一年で一番風が強い季節です。春になると寒さに備えて厚くしていた皮下脂肪が薄くなり、その下を流れる血管が広がって、血流量が増え体温を放出する方向に転換します。このため、脳の血流量が減少して眠くなるのです。ホルモンの代謝にも変化が起こり、血が騒ぎやすくなり、肝機能が亢進しがちになるのです。

春の病(体の上部に症状が現れやすい)

●だるい
●のぼせる
●眼病、ものもらい、結膜炎
花粉症(スギ、ヒノキなど)
●ニキビ、吹出物
●胃腸病
●右肩のこり
●イライラして怒りやすい
●不眠
●精神不安
●うつ病
●芽吹き病(ノイローゼや自殺者増加)
●自律神経失調症
●頭痛
画像の説明  画像の説明  画像の説明  画像の説明  画像の説明  画像の説明

春の養生

●酸味が効く…
酢の物、レモン、柑橘類、苺、梅干、棗(ナツメ)、枸杞子(クコシ)、紫蘇、春菊など
適度な酸味は「肝」の働きを正常にして、体の疲れをとり、精神の苛立ちを抑えます。また目の疲れを癒し、眠りを深くして胃腸の働きを高めます。
しかし、摂り過ぎると胃腸の働きを阻害します。
画像の説明 画像の説明 画像の説明 画像の説明 画像の説明 画像の説明

●旬の食材を食卓に…
アスパラガス、グリーンピース、筍、ふき、山椒、ワラビ、ぜんまい、うど、よもぎ、たらの芽、
菜の花、新キャベツ、あさつき、アシタバ、胡麻、ハトムギ、ひじき、レバー、ニシン、カツオ、鯛、
アサリ、ハマグリ、シジミ、ホタルイカ
画像の説明画像の説明

●怒りや緊張は肝臓を傷めるもと。深呼吸で心を落ち着けて…
精神的ストレスは「肝」を高ぶらせ、相克関係にある胃腸にも影響します。

●心身ともにのびのびと、活発にする…
春は天地の生気が発動し、人体の陽気の多くなる時期です。早寝早起きを心がけ、散歩するなどして心身ともにのびのびとした気持ちで活動しましょう。

自律神経失調症では冷えが大敵、体が冷えると心も冷える

季節の変わり目は自律神経が乱れやすくなります。漢方では、自律神経失調症を「気血水のバランスが乱れたために起こる全身的な不調」と、とらえています。

気鬱(気の巡りが悪くなって現れる症状)
疲労感、冷えのぼせ、不眠、イライラ、落ち込み
梅核気(ヒステリー球)など

瘀血(血の滞りによる症状)
動悸、肩こりなど

水毒(水の滞りによる症状)
めまい、耳鳴り、頻尿、吐き気など

瘀血と水毒による症状
生理痛、生理不順(春と秋は狂いやすい時期)、むくみなど

※漢方治療では、冷えをとり、気血水の乱れを整えて治していきます。代表的な生薬として桂皮、甘草、柴胡、芍薬などが自律神経の乱れを改善してくれます。不安感が強い人には抗うつ作用のある半夏、香附子、蘇葉、竜骨などの生薬が用いられます。例えば、真武湯や補中益気湯など、冷えをとって体力を上げる漢方薬を基本に、イライラや不安感などが強いときには柴胡加竜骨牡蛎湯、瘀血がある場合には加味逍遥散、女神散などの漢方薬を処方します。

◆体を温める食品をとる◆
ニンニク、ネギ、紫蘇、生姜、
唐辛子、山椒、人参、南瓜、
鶏肉、サバ、ブリ、味噌など。
画像の説明

◆冷えを取り込まない生活の工夫◆
下半身や足元をしっかりガード、半身浴、爪もみ療法、
腹式呼吸など自分にあったリラックス法を見つける。
画像の説明

↑ページのトップへ / トップ