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メタボの次はロコモ!?
“運動器症候群”
ロコモは健康寿命を短縮する

第35号 注目される“ロコモティブシンドローム”

メタボリックシンドロームの運動器版として認知度が高まりつつある
“ロコモティブシンドローム”(略してロコモ)は日本整形外科学会が新たに
提唱した言葉で、日本語にすると“運動器症候群”と呼ばれます。
具体的には運動器(骨、関節、筋肉)の機能が衰えることにより日常生活での
自立度が低下し、介護が必要になったり寝たきりになる可能性の高い状態を
意味します。

同じような状態を指す言葉として運動器不安定症というものがあり、
運動器不安定症は65歳以上で骨粗鬆症などの運動機能低下をきたす疾患を
有することが特徴です。一方のロコモはもう少し悪化する前の段階、
例えば「支えなしには椅子から立ち上がれない、転倒への不安が大きい」など、いわゆる運動器不安定症に軽症段階も含んだ広い意味を指します。
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ロコモは健康寿命を短縮する

ロコモが新たに提唱された背景には高齢化社会を迎え、
それに伴い支援や介護を必要とする人が、2002年から2006年の間に1.7倍の
440万人に急増した点が挙げられます。支援や介護が必要となる原因の4人に
1人は運動器の障害によるもので、ロコモは健康寿命を短縮する大きな要因と
なります。実際にロコモはメタボリックシンドロームや認知症と共に健康寿命
・介護予防を阻害する3大因子に位置づけされ、ロコモは未然にこのような流れを防ぐために提唱された言葉と言えます。

※健康寿命…健康で日常的に「介護を必要としない」で
「自立した生活ができる」生存期間。 平均寿命から介助が必要な期間を
引いた数が健康寿命になります。日本人の健康寿命は、  
男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界第一位です。
(WHO:2004年)

こんなあなたは“ロコモ”の疑い!?(ロコチェック)
□ 片足立ちで靴下がはけない
□ 家の中でつまずいたり滑ったりする
□ 階段を上るのに手すりが必要
□ 横断歩道を青信号で渡りきれない
□ 15分くらい続けて歩けない
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これらの症状は高齢者だけでなく、40歳くらいから現れることもあります。
1項目でも当てはまればロコモの疑いがあり、放置により寝たきりになる可能性があります。

ロコモの原因

ロコモの原因は、大別すると“運動器自体の疾患”と
“加齢による運動器機能不全”に分けられ、多くの場合これらが重なって起こります。

1)運動器自体の疾患
 ◇ 変形性関節症
 ◇ 骨粗鬆症
 ◇ 脊柱管狭窄症
 ◇ 関節リウマチ など
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2)加齢による運動器機能不全
 ◇ 筋力、持久力
 ◇ バランス能力
 ◇ 反応時間
 ◇ 運動速度
 ◇ 深部感覚 などの低下
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ロコモの予防

ロコモになると歩いたり動いたりするのに支障を来たしますが、
活動しないでいると更なる症状の悪化を招きます。ロコモの予防や
進行予防には全身の状態に合わせた適度な運動であるロコモーショントレーニング、略してロコトレが効果的です。

開眼片足立ち訓練(ダイナミックフラミンゴ療法)
習慣的に持続すれば骨密度が高まり、 バランス能力や移動歩行能力が
改善すると学会等で報告されました。 介護施設に通所する患者にこれを行った試験では、 転倒回数の減少効果が確認されました。
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【指導者:昭和大学整形外科・阪本桂造教授】

ロコトレに合わせて、運動器疾患を代表する骨粗鬆症や変形性関節症を
予防する食事療法はロコモ対策に効果的です。また肥満を防いで体への負担を
軽減することも重要です。

骨粗鬆症を予防する食事
骨の主成分はカルシウムであるため魚や大豆製品などより積極的に
カルシウムを補うことは重要です。またカルシウムの吸収を良くすると言われるマグネシウムやビタミンDも丈夫な骨を作るのに欠かせない栄養素です。
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変形性関節症を予防する食事
すり減った関節軟骨を補うために軟骨形成に関わる栄養素である
コンドロイチン・ヒアルロン酸・グルコサミン・コラーゲンなどを
しっかり補うことが重要です。
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