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尿路結石は、男性のほうが
女性の約2倍も発症しやすい!?
男性に多い病気 女性に多病気

第9号 男性に多い病気 女性に多い病気

女と男では体や病気のメカニズム・治療法などに基本的な違いがあります。女性の「骨粗鬆症」、男性の「痛風」のように、男女によって発症頻度が大きく異なる病気は多いのです。こうした性差」を重視して適切な治療を進めていこうという「性差医療」が今注目されています。
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女性特有の病気
月経異常(無月経、月経不順、月経困難症、過多月経)、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮癌、卵巣嚢腫、卵巣機能障害、流産、妊娠合併症、分娩合併症(帝王切開等)、産褥の合併症、子宮脱、乳腺症、乳癌など

男性特有の病気
前立腺肥大症、前立腺炎、前立腺癌、精巣(睾丸)癌、陰茎癌、インポテンス、包茎、陰嚢水腫、精索静脈瘤など

男女の体の違いが発症率の差となっている病気

女性に多い病気
骨粗鬆症、変形性膝関節症、下肢静脈瘤、慢性関節リウマチ、甲状腺機能障害(バセドウ病、橋本病)、膠原病、シェーグレン症候群、緑内障、微小血管狭心症、アルツハイマー型痴呆、胆石症(男女比:1対2)、片頭痛、鉄欠乏性貧血、低血圧症、冷え症、胃下垂、パニック障害(奔豚気病)、アルコール依存症、梅核気、膀胱炎、尿失禁など。

男性に多い病気
痛風、尿路結石、気胸、肺気腫、脳血管性痴呆、肺癌(男女比:2対1)、胃癌(男女比:2対1)、食道癌(男女比:6対1)、咽頭癌・喉頭癌、膀胱癌(男女比:約3対1)、原発性肝臓癌、慢性肝炎、慢性膵炎、狭心症、心筋梗塞、緊張性頭痛・群発頭痛、腹部大動脈瘤など。

中高年女性に多い胆石症

胆石症の患者さんの特徴は、次の4つのFで表せます。つまり、胆石が出来やすいのは「40過ぎの元気でふくよかな女性」であるといえます。
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胆石をつくる4つのF
Fine … 元気
Fatty … ふくよか
Forty … 40歳以上
Female … 女性

●発作が起き、さし込むような強い痛みがある状態を、漢方医学では『癪』(しゃく)と呼んでいます。
『癪』は、胆石症だけでなく、突発的に起こる腹部の痛み全般を指します。
胆石ができる人は、「血」と「水」の滞りが見られ、柴胡剤が治療の中心です。
◆漢方薬で石は排出されるか … よほど大きな石でない限り、漢方薬で胆石は次第に溶かされ
て消えます。
◆甘いものが好きな人、糖尿病・肝硬変の人は、胆石ができやすいので注意が必要です。
★胆石にいい生薬 … 黄ゴン(成分にフラボノイドを含み胆汁の流れを良くする)、柴胡、熊の胆。
★動物の胆石は救急薬 … 「牛黄」は牛、「馬宝」は馬、「猴棗」は猿、「狗宝」は犬の胆石で、
熱をさます作用があります。

女性に多い微小血管狭心症

一般的な狭心症は心臓表面の太い血管の流れが悪くなるのに対して、微小血管狭心症は心臓の筋肉の毛細血管の流れが悪くなる病気です。狭心症と同じような胸痛が起こる病気で、更年期女性に多くみられ、過労・ストレス・睡眠不足が原因で胸痛が起こることが多いようです。微小血管狭心症は、まだ広く知られていないため、病名がつかず悩んでいる女性も相当数いるものと思われます。狭心症に用いるニトログリセリンは冠動脈を拡張する効果はありますが、微小血管には効果がありません。微小血管を拡張する効果があるのは
カルシウム拮抗薬です。
★心臓にいい生薬 … 麝香や牛黄など。ニンニク・タマネギ・ラッキョウ・ニラの摂取も良い。
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体内にある活性酸素のなだめ役…尿酸・ビリルビン

私達の体内には痛風の原因になる尿酸や、黄疸のもとになるビリルビン、生体リズムに関係する
メラトニンといった天然の抗酸化物質が存在します。
尿酸は増え過ぎると痛風発作を起こすため、長い間嫌われていましたが、実は抗酸化活性が高く、体を酸化ストレスから守る役割があるのです。男性は女性に比べ筋肉量が多く、酸化ストレスが大きいので、抗酸化能を高める必要があります。したがって、男性は潜在的に尿酸が上昇しやすく、そのために結晶化して痛風発作が起こりやすくなるのです。ビリルビンはヘモグロビンが壊れてできるもので、ビタミンEの3倍の抗酸化活性をもち、脂溶性のため脂質層で活躍します。動物性生薬「牛黄」の成分でもあります。

痛風と尿路結石

尿路結石は、男性のほうが女性の約2倍も発症しやすく、40代を筆頭に、30代でも多い病気です。尿路結石は、痛風と同様に食生活の欧米化とともに、戦後右肩上がりに増加しており、また痛風患者の10~30%に尿路結石が見られます。男性に多い理由としては、男性ホルモンが結石の成分となりやすいシュウ酸を増やすのに対し、女性ホルモンは結石をできにくくするクエン酸を増やす働きがあるからだと考えられています。結石は再発しやすく、5年以内に約40%の人が再発します。生活そのものから見直し、予防していかないと、繰り返し結石ができることになってしまいます。
●漢方医学では、尿路結石を「石淋」・「砂淋」と呼び、
瘀血と水の停滞が原因と考えられます。
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◆尿酸はアルカリ性で溶けやすく、酸性では溶けにくい物質です。尿酸値が高い人は尿の酸性度が高いことが多く、血液中のみならず、尿の中でも尿酸が結
晶化しやすいのです。腎臓内や尿管・膀胱・尿道などで尿中の尿酸結晶を核に他の物質が集まって尿路結石が形成されます。 痛風患者に尿路結石ができ
る確率は、そうでない人の数百倍にのぼります。酸性化した尿をアルカリ性にすることで改善できます。
◆結石の成分は、リン酸カルシウム塩・シュウ酸カルシウム塩・尿酸塩などで、カルシウム代謝がうまくいかず、カルシウムの排泄量が多い場合はカルシウム結石が、尿酸の排泄が多い場合は尿酸結石ができます。

 
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