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花粉の季節を少しでも楽に過ごすために
花粉症のメカニズム
花粉症対策

花粉の季節を少しでも楽に過ごすために

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花粉の飛散量が多い年には新たに花粉症を発症する人が増えることが知られて
います。
すでに花粉症を発症している人はもちろん、今まで花粉症ではなかった人も注意が必要でしょう。

花粉症はなぜ起きる

花粉が体内に入っても全ての人に花粉症の症状がでるわけではありません。
それは粘膜に付着した花粉を取り去るために働く免疫反応に差があるからです。
花粉が体内に侵入するとマクロファージに捕食されますが、このとき、
花粉に対する抗体(IgE抗体)を作り易い人ではIgE抗体が多量に産生され、
マスト細胞の表面に結合します。その後、花粉が体内に入ると、花粉とマスト細胞に結合しているIgE抗体が反応してマスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が粘膜に放出されます。これらの物質は鼻や目の粘膜に作用して鼻水、涙目、くしゃみ、鼻づまりなどを起こします。これが花粉症のつらい症状となっています。
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世界3大花粉症のひとつ“日本のスギ花粉症”

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日本は世界的にみて花粉症患者数が多い国ですが、中でも患者数の多いスギ花粉症の原因のひとつは日本の森林事情にあります。
戦後間もない頃、林業政策として広葉樹を伐った跡にスギやヒノキなどの
針葉樹が植えられました。その後、林業が衰退し伐採が進まなかったこともあり、日本の森林の約半分を針葉樹林が占めるようになりました。
植林から30~40年が経ち、スギやヒノキが花粉を活発に飛ばす樹齢になると、
花粉症の患者数が急激に増え始めました。花粉症患者の増加は当然の結果であり、林業政策による人災であるとの主張もみられます。2009年に農林水産省はスギの半分を花粉の少ない広葉樹や花粉の少ないタイプのスギに植え替えていく政策を打ち出しましたが、林業の担い手不足により、なかなか進まないとみられています。

すぐにできる花粉症対策

花粉症の治療には、現れた症状を薬で抑える対症療法、花粉に対する
アレルギー反応を軽減する減感作療法、ステロイドの注射、花粉と反応する接点を減らす鼻粘膜のレーザー手術などがあります。
生活面では、花粉との接触を減らすことでかなりの人に症状の改善がみられます。
まずはすぐにできる効果的な花粉対策について知り、花粉との接触を避けるようにしましょう。

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花粉症の薬について

花粉症で現れる症状は人それぞれで、その中でもくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみは4大症状と呼ばれています。
それらの症状を薬で抑える際には、症状、部位、使いやすさなどに応じたものが選択される必要があります。花粉症の薬には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状に小青龍湯、鼻づまりに葛根湯加川?辛夷、くしゃみ、鼻水、目のかゆみに抗ヒスタミン薬、鼻づまりにロイコトリエン拮抗薬のように、得意な症状があります。
抑えたい症状について医師、薬剤師とよく相談しましょう。

小青龍湯
原典「傷寒論」
麻黄の青い色が小青龍湯の名前の由来と言われています。

構成生薬 
麻黄(マオウ) 芍薬(シャクヤク) 乾姜(カンキョウ) 甘草(カンゾウ)桂皮(ケイヒ)細辛(サイシン)五味子(ゴミシ) 半夏(ハンゲ)

小青龍湯は三世紀頃に張仲景が編纂した「傷寒論」に収載されている8種の生薬で構成された漢方薬です。花粉症のほか、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー症状にも効果があります。

葛根湯加川芎辛夷
原典「本朝経験方」
大陸から伝わった処方を基に、日本独自に加減された処方です。
構成生薬
葛根(カッコン) 麻黄(マオウ) 桂皮(ケイヒ) 大棗(タイソウ) 
芍薬(シャクヤク)生姜(ショウキョウ) 甘草(カンゾウ) 川芎(センキュウ)辛夷(シンイ)

葛根湯加川芎辛夷は鼻づまりのほか、蓄膿症、慢性鼻炎にも効果があります 

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