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牛黄清心元 日薬金丹

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牛黄清心元 日薬金丹 (ごおうせいしんげん にちやくきんたん) 第2類医薬品

牛黄清心元日薬金丹(ごおうせいしんげんにちやくきんたん)は東洋医学古典「太平恵民和剤局方」・「東医宝鑑」にルーツをもつ金の丸薬。配合される麝香や牛黄は古来より大変貴重な動物生薬です。本剤は高血圧に伴う諸症状(手足のしびれ、肩のこり、のぼせ、耳なり、めまい、どうき、頭重感)にすぐれた効果をあらわします。

効果・効能

【手足のしびれ】
高血圧により局部の緊張や血行障害によるうっ血から起こるしびれ
【肩のこり】
高血圧による血行不良から起こる肩の血行障害
【のぼせ】
頭部への過剰な血液の供給により起こる頭部や顔の熱感
【耳なり】
脳の血流の悪化による蝸牛神経への影響から起こるもの
【めまい】
血行障害によって起こるめまい、身体や頭が不安定に感じる状態
【どうき】
高血圧に特有な安静時あるいは軽微な運動時の激しい激しい拍動
【頭重感】
頭の上方から下方にかけてのしかかるような痛み

用法・用量

次の用法・用量を守り、朝夕2丸を服用しやすい大きさに適宜くだき、或いはかみ砕いて水又は湯で服用してください。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 2丸 2回
15歳未満の小児 服用しないでください

成分・分量(本品1日量4丸中)

成分 分量 成分 分量
ゴオウ(牛黄)30mgジャコウ(麝香)5mg
ダイズオウケン(大豆黄巻)130mgアキョウ(阿膠)130mg
ニンジン末(人参末)160mgシャクヤク末(芍薬末)110mg
レイヨウカク(羚羊角)215mgバクモンドウ末(麦門冬末)110mg
カンゾウ末(甘草末)320mgオウゴン末(黄芩末)110mg
ブクリョウ末(茯苓末)84mgトウキ末(当帰末)110mg
センキュウ末(川芎末)180mgボウフウ末(防風末)120mg
キキョウ末(桔梗末)80mgビャクジュツ末(白朮末)110mg
サイコ末(柴胡末)80mgリュウノウ(竜脳)90mg
サンヤク末(山薬末)450mgビャクレン(白蘞)46mg
ホオウ(蒲黄)160mgショウキョウ末(生姜末)46mg
シンキク(神麹)160mgタイソウ(大棗)150mg
ケイヒ末(桂皮末)130mg
成分 分量
ゴオウ(牛黄)30mg
ジャコウ(麝香)5mg
ダイズオウケン(大豆黄巻)130mg
アキョウ(阿膠)130mg
ニンジン末(人参末)160mg
シャクヤク末(芍薬末)110mg
レイヨウカク(羚羊角)215mg
バクモンドウ末(麦門冬末)110mg
カンゾウ末(甘草末)320mg
オウゴン末(黄芩末)110mg
ブクリョウ末(茯苓末)84mg
トウキ末(当帰末)110mg
センキュウ末(川芎末)180mg
ボウフウ末(防風末)120mg
キキョウ末(桔梗末)80mg
ビャクジュツ末(白朮末)110mg
サイコ末(柴胡末)80mg
リュウノウ(竜脳)90mg
サンヤク末(山薬末)450mg
ビャクレン(白蘞)46mg
ホオウ(蒲黄)160mg
ショウキョウ末(生姜末)46mg
シンキク(神麹)160mg
タイソウ(大棗)150mg
ケイヒ末(桂皮末)130mg

添加物として、ハチミツ、還元麦芽糖水アメ、金箔を含有します。

よくある質問


間質性肺炎とは肺の膨脹が悪くなり肺活量が低下すると同時に、酸素の吸収効率も悪くなってゆき、息苦しくなったり、咳が出ます。さらに進行すると、肺は線維性成分の固まりとなり、その部分での肺としての機能が失われます。

初期症状は、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常などで、一般的な感冒症状と類似しているため、発見が遅れるケースが多くあります。
これまでに市販の感冒薬なども含め、多くの薬剤で間質性肺炎が起きたと報告が上がっていますが、漢方薬では柴胡や黄芩などを含む小柴胡湯において以前から報告されており、特にインターフェロン製剤併用時に多く報告されてきました。その背景もあり、柴胡や黄芩を含む漢方薬の添付文書上の重大な副作用欄には「間質性肺炎」の記載があります。

発症機序はまだ十分解明されていませんが、アレルギー的なものが原因として考えられています。
しかし、小柴胡湯の単独服用による間質性肺炎の発生頻度は約25,000人に1人の割合と言われ、めったに発生する事はありません。


甘草の成分であるグリチルリチンの、加水分解物質であるグリチルレチン酸やその誘導体カル ベノキソロンは、腎尿細管細胞内の酵素反応を阻害し、その結果、細胞内に入ったコルチゾールは、コルチゾンへの変換を阻害され、Na貯留、カリウム排泄促進を起こし、アルドステロン症様症状を呈すると考えられています。

症状としては、高血圧、浮腫などが多く、検査所見では尿中カリウム排泄増加を伴う低カリウム血症、代謝性アルカドーシス、低レニン血症、血中アルドステロン濃度の低下が認められます。
初期症状としては、手足のしびれ、筋肉痛、全身のだるさ、疲れやすさ、脱力感(手足に力が入らない感じ)などが発現します。

医療用漢方エキス製剤のおよそ7割に甘草が配合され、漢方薬に配合されている1日量は3g(グリチルリチンとして120mg)以下のことが多いです。
甘草大量摂取者に多い偽アルドステロン症の発現は、この量では問題ないと考えられていますが、グリチルリチンとして、75~150mg以下の少量摂取での副作用発現の報告もあり、とくに高齢者や腎機能の低下が見られる患者さんでは注意が必要です。
副作用発現時期は通常3ヶ月以内とされていますが、10日以内や数年を要している例も報告されています。
特に漢方エキス製剤を2剤、3剤を併用する場合やグリチルリチン配合剤を併用されている場合には注意が必要です。
また食品の甘味料としても使用されています。そのため甘草を多く含有する漢方薬を併用していると、偽アルドステロン症を発症しやすくなりますので注意が必要です。


日本体育協会によると蛋白同化剤(テストステロン)を含む可能性のある生薬成分に、清心元に含まれる麝香が挙げられています。
そのため、服用によりドーピングに該当する可能性がある為に注意が必要です。

注意

使用上の注意等は、添付文書をご参照ください。
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