インフルエンザは、毎年冬場に流行すると言われていますが、今年はそのインフルエンザが5月の時期でも続いています。
先日のゴールデンウィークのシーズンでもスポーツ選手がインフルエンザで登録を抹消されたように、インフルエンザはこの5月でもかかるのです。
この理由としては、以下のような理由が主とされています。
1. 雨があまり降らず低湿であるために鼻や喉の防御機能が低下する
2. 気温の上がり下がりが激しく、ウイルスの感染力が強まる
体の免疫力が大きく影響する!
インフルエンザに代表されるウイルス性疾患は体が冷えることにより感染しやすくなります。これは免疫力が低下するためであると考えられています。
一方、東洋医学においてはインフルエンザは気・血・水が乱れることにより感染しやすくなると考えられており、インフルエンザウイルスの感染予防・症状の軽減におすすめな食養としては生姜が挙げられます。
生姜には「気、血、水」の流れを正常にし、健康を増進する働きがあるとされています。辛み成分には血流を良くし体を温める働きが、香り成分には食欲増進の働きを持つシネオールが含まれており、疲労回復・健胃効果があります。
予防接種について
インフルエンザの予防には「インフルエンザワクチン」の接種も有効とされています。
米国では毎年のようにワクチンの効果を調査しており、これによると「予防接種により65歳未満の健常者についてはインフルエンザの発症を70から90%減らすことができる」とあります。
また発症だけでなくインフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることも期待できますが、気をつけたいのは予防効果が現われるまでに1週間から2週間ほどかかるという点です。
流行が始まる時期を考慮に入れると、遅くても11月中月くらいまでには予防接種を受けることが推奨されます。インフルエンザは風邪と同様にウイルス性疾患の一つですが感染力が強く、症状も重いため注意しましょう。