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梅雨になるとだるい、体調がすぐれない・・・梅雨バテかも

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2019.04.04 18:38
役に立つ話

晴れた日はなんともないのに雨が降ると頭痛などの症状がでる…その原因として挙げられるのが「気象病」と言われています。

気象の変化によって症状などが悪化するのが特徴で、もともとの持病の症状が悪くなるものと、持病もないのに自律神経の乱れによって症状が出るものがあります。

気象病と関連がある持病としては「めまい」「狭心症」「低血圧」「喘息」「うつ病」などが挙げられます。

昔から「雨の日は古傷が痛む」と言ったりもしますが、天気によって出たり消えたりする痛みは「天気痛」と呼ばれ、普段から痛みの原因を持っている場合に、気象の変化で痛みが悪化することがあります。

古傷でなくても「頭痛」「首や肩の痛み」「関節痛」「交通事故のあとのムチウチの痛み」「過去の怪我や手術による傷あと」の痛みなどが出ることがあり、特に気圧が低くなることで悪化することが多い傾向があります。

実際に京都大学の疫学研究でも、関節リウマチの患者は気圧の変化が関節の痛み・腫れと関係しているといった報告があり、梅雨時の体調や気分の変化には、梅雨特有のジメジメ気候が関係していると言われています。

梅雨に憂うつになる原因を探ってみましょう。快適な湿度とはいったいどの程度なのでしょうか?

一般的に、冬は40から50%くらい、夏は50から60%くらいだといわれていますが、梅雨の季節の湿度はどうでしょうか?

なんと、家の外でも中でも「80%以上」になるといわれています。快適湿度よりも20%以上も高いわけですから、気分が塞いで不快になるのは当然といえそうです。梅雨時の不快感の原因は、湿度の高さだけではなく、気温も「ほどよく」キープされるため、ダニやカビなどのハウスダストの温床になってしまうのです。

従って梅雨時こそ、掃除はこまめにすることが大切で、ほこりがたまりやすいところは特に念入りに掃除をし、室内の空気を快適に保つようにしましょう。湿気対策には除湿機を使うなどし、湿度をコントロールしましょう。

体調を崩す原因と対策

人の体には、恒常性(ホメオスタシス)という性質があり、気温の変化に合わせて体温調整するのも恒常性の一つです。

気温は毎年4月頃から上がり始め、6月頃の体が暑さに慣れ始める頃に梅雨が始まり、雨の日は肌寒く感じたり、晴れ間は暑かったりと、気温や湿度が大きく変化します。オフィスのエアコン調整も難しく、極端な寒さを感じる場合、自律神経は特に乱れがちになり、その結果、体の恒常性がついていけなくなり、体調を崩してしまうことがあるのです。

対策としては・・・?

これらの対策としては以下をお試しください。

1. 天気予報をみて雨が降る・降らないだけではなく、最低気温と最高気温をチェックする
気温差が大きいほどだるさや疲れを感じやすく、風邪もひきやすくなります。夜の気温が下がりそう場合は1枚余分に持って出かけるなど、衣類で調整しましょう。

2. 晴れている日は外に出かける。
仕事中でもお昼休みに少しだけ散歩するのもおすすめです。太陽の光に当たることで、体内時計が整えられ、睡眠の質もよくなります。

憂鬱になりがちな気分をリセットする上でも有効です。

3. お風呂に入って汗を流しましょう。
梅雨シーズンは38度から40度ぐらいのぬるめのお湯での半身浴がおすすめです。

エアコンの効いた部屋にいると、皮膚の末梢の血行が悪くなり汗をかきにくくなります。外に出た途端、大粒の汗をかく人は汗腺の機能が落ちている可能性が。お風呂に入って、汗をたくさんかくと汗腺の働きがよくなるのです。これで上手に汗をかくことができ、熱を体に貯めにくくなり、汗をかくことで爽快感も得ることができます。

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