今回は6月から8月までが旬といわれている『パプリカ』を使ったレシピを紹介していきます。
今の時期にスーパーでよくパプリカを見かけるかと思いますが、パプリカとピーマンはどう違うかご存じでしょうか?
パプリカとピーマンは同じ「ナス科トウガラシ属」で、ピーマンを甘く食べやすく改良したものがパプリカとなっています。
また、ピーマンとパプリカは収穫時期が異なり、ピーマンは未熟な状態での収穫となるため大きさも小さいです。
パプリカの場合は完熟してからの収穫となるため、甘く肉厚になり大きさもピーマンより大きくなります。
パプリカの栄養
パプリカの栄養素は色により異なるといわれています。今回はよくスーパーで売られている「赤パプリカ」と「黄パプリカ」を使っていきますのでこの2種類の栄養素の説明をしていきます。
赤パプリカ・・・ビタミンAやビタミンCが豊富です。また、色が赤いためトウガラシでおなじみの「カプサイシン」という辛み成分が含まれています。
しかし、赤パプリカに含まれているカプサイシンに辛みはほとんどありません。
カプサイシンには抗酸化作用があるので生活習慣病の予防に期待できます。
黄パプリカ・・・赤パプリカと同様にビタミンAとビタミンCが含まれていますが
中でもビタミンCが豊富です。ビタミンCにはしみやそばかすを防ぐ効果がある上に美白効果も期待できます。
夏の紫外線が強い時期にはうれしい食材かもしれないですね!
ちなみに、ビタミンAには抵抗力を上げる働きがあり、他にも視力の低下を防いでくれたり、皮膚の状態を正常に保ってくれる働きがあります。
アジのムニエル パプリカソースがけ
・アジ 2切
・小麦粉 適量
・塩こしょう 適量
・白ワイン(無ければ料理酒)大さじ1
・サラダ油 大さじ1
・水 大さじ1
※アジは3枚おろしにしたものを使います。3枚おろしが難しい場合はスーパーなどで魚を買う際に、売り場担当の方に声をかけると3枚おろしをしてくれる場合があります。
パプリカソース
・赤パプリカ 1/2個
・黄パプリカ 1/2個
・白ワイン(無ければ料理酒) 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・醤油 小さじ2
・レモン汁 小さじ1/2
下準備
最初にパプリカのヘタとタネを取り除き0.5㎝角に切っていきます。みじん切りでもOK!
①アジの切身を一度キッチンペーパーでふき、水気を取ります。
②①に白ワインをふりかけ、両面に塩こしょう、小麦粉を付けます。※この時全体にまんべんなくまぶすようにすると焼き上がりがよりカリッとします。
③フライパンにサラダ油ひき、中火でアジを”皮目”から焼いていきます。
④3~4分焼きこんがり焼き目がついたら裏返し、同様に3~4分焼きます。
⑤裏面に焼き色がついたらひっくり返し、中にしっかり火を通すために、水を加え蓋をし2~3分蒸し焼きにします。
⑥焼きあがったらお皿に盛り付け、そのままのプライパンに切ったパプリカを入れます。
⑦白ワイン、砂糖、醤油、レモン汁の順にいれひと煮立ちしたら焼きあがったアジの上にかけて完成です!
調理ポイント☆
最初にアジの水気をキッチンペーパーで拭くことにより、魚独特の臭みを抑えることができます。
パプリカと豚肉のコンソメ炒め
・赤パプリカ 1/2個
・黄パプリカ 1/2個
・豚こま肉 200g
・キャベツ 1/4個
・人参 1/2本
・ピーマン 2個
・顆粒コンソメ 小さじ1.5
・醤油 小さじ1/2
・塩こしょう 少々
・サラダ油 小さじ1
①パプリカ、ピーマンはヘタとタネを取り除き細切りにします。
②人参はそのままの長さで皮をむき短冊切りにしていきます。
③キャベツは芯を取ったら食べやすい大きさのざく切りで大丈夫です。
④フライパンにサラダ油をひき、弱めの中火で豚こま肉を炒めていきます。
⑤色が変わってきたら人参、キャベツをいれてキャベツが少ししんなりするまで炒めます。
⑥キャベツがしんなりしてきたらパプリカをいれ、顆粒コンソメ、醤油を入れ味付けをしながら炒め合わせていきます。
⑦最後にピーマンをいれ、塩こしょうで味を調えながら炒め合わせたら完成です。
調理ポイント☆
ピーマンは火が通りやすく、火が通りすぎたら色が悪くなってしまいますので、一番最後に入れ軽く火が通るぐらいが食感も残るのでおすすめです。
食感が柔らかい方がいい方はパプリカと同じタイミングで入れるのがいいかと思います。
今回は豚こま肉を使いましたが、豚バラ肉や切り落としでもおいしく作れます。
ただ、お肉から出る油が多いのでお肉だけ炒めているときに余分な脂を拭きとるか、フライパンにひく油を使用しないでお肉から出る油で炒めてしまっても大丈夫です。
その際は、フライパンにくっつかないように脂身部分から炒めることをおすすめします!
最後に
スーパーでよく見かけるけどあまり使ったことが無いという方は、この際に旬のパプリカを使って料理をしてみてください☆