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病気の症状・治療法

下痢

「泄瀉」と「痢疾」

東洋医学では下痢を「泄瀉」「痢疾」という二つの名前で区別しています。
泄瀉は水のような便がたくさん出るもの、痢疾は量が少なくても回数が多く、每回すっきり出きらないものを指します。
原因はさまざまですが、冷たいものや脂っこいものの摂り過ぎと、胃腸かぜやストレスにより、小腸の水分吸収がうまくいかないことによるものが多く見られます。

原因を三つに分類

下痢は胃腸の弱い人が起こしやすいため、胃腸を丈夫にすることがー番ですが、原因は大きく三つに分けて考えます。
冷えによる場合、水分代謝が悪い場合、脂っこいものの食べ過ぎで胃に熱を持つ場合です。
冷たいものや生ものの摂り過ぎなどによる胃腸の冷えが原因の場合は、胃腸を温めて改善させます。
水分代謝が悪い場合は、腸の水分代謝を改善きせて治します。
脂っこいものをよく食べる人は、胃に湿熱(湿邪や熱邪)を持ちやすい傾向があります。この場合は、胃の湿熱を冷まして治します。

ストレスによる場合も

前記の三つの分類のほか、ストレスが原因の場合もあります。
最近増えている「過敏性腸症候群」はその代表的な疾患でしょう。
過敏性腸症候群は小腸や大腸の機能のバランスが崩れ、下痢と便秘が周期的に起こる疾患です。
しかし、腸を検査しても炎症や潰瘍、ポリープなどが発見されることはありません。圧倒的に神経質な人がなりやすく、もともとストレスを受けやすい人が起こしやすい下痢です。
過敏性腸症候群が増え始めたのは、バブル崩壊後の1990年代後半のことです。

現代医療では効果的な治療法がまだありません。
東洋医学ではストレスを解消させて、胃腸の機能を整え、症状を改善させます。過敏性腸症候群で悩んでいる人は、漢方治療を試してみるとよいでしょう。