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生薬

大豆黄巻(ダイズオウケン)

おもな薬能
解表・解暑・利水消腫


画像の説明

マメ科の黒大豆の発芽した種子(もやし)を乾燥したものです。

別名

豆糵(ずけつ)、大(だい)豆(ず)巻(けん)、黄巻、黄巻皮(おうけんぴ)

薬味 薬性 帰経

薬味:甘  薬性:平  帰経:脾・胃・腎

性 状

マメ科クロダイズの発芽した種子(もやし)を乾燥したもの。白根の長さが1~2cm以内のものがよい。黒大豆は種皮にアントシアニン系の色素を含むため外見が黒色を呈する。特異な匂いを持ち味は淡く油様。『神農本草経』の下品に「湿痺・筋攣・膝痛を主治する」薬物として収載される。

成 分

イソフラボン・サポニン・レシチン・食物繊維・タンパク質・アスパラギン酸・カルシウム・鉄・ケイ素・アミラーゼ・ビタミンC,B1,B2など。

薬理作用

  • 女性ホルモン様作用
    エストロゲン様の大豆イソフラボンは、骨粗鬆症・更年期障害に見られる顔の火照り・乳がん・動脈硬化などに効果があるとされる。
  • 脂質代謝改善作用
    大豆レシチンは、コレステロール等の脂質代謝を改善、動脈硬化を予防する。

古典での薬理薬能

解表・解熱・利水作用により、湿痺・筋攣・膝痛を治す

  • 表邪を清解し湿熱を分利し除くので、風湿の三邪が関与した病変に適する。
  1. 解表・化湿に使用 風熱の表証 (配)藿(かっ)香(こう)・佩(はい)蘭(らん) 
  2. 通(つう)達(たつ)宣(せん)利(り)・分利湿熱・湿(しつ)熱内蘊(ねつないうん)・湿温・湿熱痺 (配)茯苓・滑石・黄芩

適応病証

発熱・汗ばむ・尿量減少・水腫・しびれ・筋肉の痙攣・関節痛・下痢夏の感冒(発熱・胸が苦しいなど)・便秘・リウマチ・小便不利・膝痛

豆 知 識

  • 前胡(ぜんこ)・附子(ぶし)・杏(きょう)仁(にん)・牡蛎(ぼれい)との相性はよい。龍胆とは一緒に使わないこと。
  1. 清水豆巻 :解表・解熱に使用(生の黒大豆もやし)
  2. 豆豉(ずし):発汗・解表に使用(黒大豆を醗酵させ乾燥したもの) 
  3. 大豆黄巻 :解熱・利湿

大豆黄巻を含有する製品

牛黄清心元