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考えてみよう!食品添加物パートⅡ

考えてみよう!食品添加物PARTⅡ 注意したい食品添加物

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ハムやソーセージなどの加工食品も、商品によって使われている添加物の数や
種類がかなり違います。
その中でもより添加物の少ないもの、危ない添加物が含まれていないものを選べばよいわけですが、より安全なものを選ぶには、食品表示をチェックしなければなりません。
ちょっとしたルールを覚えることで、避けたい添加物か否かを見分けることができます。以下に記載する内容を頭に入れていただければ、特に注意したい食品添加物がチェックできます。
食品を選ぶときの習慣にして下さい。

数字が付くもの
赤104号、赤106号、赤2号など、着色料は数字が付いているものが多い。
福神漬、味噌漬、桜エビ、かまぼこ、ソーセージ、菓子などに使われています。
(赤104号、赤106号、赤2号は発がん性の疑いから外国では使用禁止。)

表示の( )内に「~酸」
保存料(ソルビン酸)、発色剤(亜硝酸Na,硝酸K)、など。
クエン酸、リンゴ酸は大丈夫です。ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、
イクラ、タラコ、筋子などに使われています。

アルファベット
リン酸Na(リン酸塩)…またはPH調整剤とも表示されることもあり毒性は
ないとされている。
けれども、食品中のミネラルと結合して体を素通りし、ミネラルの吸収を阻害します。
ソルビン酸Kなどアルファベットが付いているもの。

長いカタカナ
サッカリン、アスパルテームなどの長いカタカナ名称。
他、色素(カラメル色素など)の名称等。

油脂、脂肪酸について

あぶらには、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があります。
これをまとめて、油脂(ゆし)と呼んでおり、脂肪酸とグリセリンという分子からできています。
この油脂や脂肪酸、グリセリン、コレステロールなどをあわせて脂質と呼んでいます。
脂肪酸は、炭素(C)の原子が鎖状につながった分子で、その鎖の一端に酸の性質を示すカルボキシル基(-COOH)と呼ばれる構造を持っているのが特徴です。
脂肪酸は人間のからだの細胞を作るために必要なので、食品を通してバランスよくとる必要があります。
また、エネルギー源としても使われ、鎖の長さや炭素の二重結合の数と位置に
よって、炭素の二重結合がない飽和脂肪酸と炭素の二重結合がある不飽和脂肪酸の2種類があります。

トランス脂肪酸について

不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類があります。
天然の不飽和脂肪酸のほとんどは、炭素の二重結合がすべてシス(cis)型です。
これに対して、トランス(trans)型の二重結合が一つ以上ある不飽和脂肪酸を
まとめて「トランス脂肪酸(trans-fatty acid)」と呼んでいます。
トランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然にできるもの
天然の不飽和脂肪酸はふつうシス型で存在します。
しかし、牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。
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そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が
含まれています。
ただ、動物が作る天然のトランス脂肪酸はリスクを高めないことも分かってきました。

油脂の加工・精製でできるもの

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常温で液体の植物油や魚油から半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つである「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成する場合があります。
水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド(註):(油脂を主成分とするスプレッド(塗り物)の一種。
マーガリンよりも水分が多く、マーガリンに比べて柔らかいため塗り易いが、
火を使う調理には不向きである。マーガリンとの違いとして果実、果実加工品、
チョコレートなどの風味原料に使用される。)
ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。
また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。
この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

「トランス脂肪酸、欧米で規制 取りすぎご用心 心筋梗塞などリスク増」 

2013.12.22日本経済新聞掲載
マーガリンや調理油、洋菓子などに含まれ心筋梗塞などの危険を高めるとされる
トランス脂肪酸。一部の国では使用量を制限しており、11月には米食品医薬品局(FDA)が使用を段階的に制限すると発表した。
FDAは硬化油を自由に使用できる食品添加物から外すべきだと判断。
米国民などから意見を聞いたうえで決める段取りだが、最終的に決定すると
FDAの承認がなければ食品に添加できなくなる。

※トランス脂肪酸は何故悪い
市場に出回っている、ほとんどの精製油は脱臭などの目的で水素を添加し臭いや
クセを無くしています。
(特に、魚油・鯨油の場合には、その成分の不飽和脂肪酸および含有不飽和化合物が、悪臭、変質の原因となるため、これに水素添加して飽和化合物として、無臭で安定な利用価値の大きなものにしている)
また、高温・高圧で日持ちをよくしているのですが、こうした処理が分子構造を変え、私たちの体がうまく利用できない有害物を生み出すことになっています。

非トランス脂肪酸は、体内で各種ホルモン類に変換されますがトランス脂肪酸には、このような経路がない、ということが考えられます。

トランス脂肪酸は、一定量を摂取すると、悪玉コレステロールの増加に繋がる。
→心臓疾患にかかるリスクが上昇→狭心症、心筋梗塞。
・認知機能の低下を引き起こすリスクも報告されている。
・アメリカ、ヨーロッパ、韓国などがトランス脂肪酸を使った食品の成分表示を
義務付けています。

トランス脂肪酸の目安量

国際機関が生活習慣病の予防のために開催した専門家会合(食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合)は、食品からとる総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等の目標値を2003年に公表しました。
その中で、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう
勧告をしています。
ちなみに、日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalですので、
平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。
農林水産省が実施した調査研究(2008年)から、日本人が、一人一日当たり
食べているトランス脂肪酸の平均的な量は0.92~0.96グラムと推定されます。
けれども、日本の一般的な食事をとった場合とありますので、ファーストフードやコンビニ弁当などばかりかたよった食事をしている方はもっと多くの
トランス脂肪酸を摂取していると思われます。

トランス脂肪酸の過剰摂取が心配される食事例

下記のような食べ方をしている人は要注意です。
特にLDL,動脈硬化、心臓疾患、免疫機能、アレルギー、アトピーなどで悩んでいる人は食事内容を見直してみるべきかもしれません

朝食:パンにマーガリンや菓子パン、クリーム入りコーヒー
昼食:ファーストフード、又は冷凍食品を利用した弁当
おやつ:クッキー、クラッカー
夕食:インスタント・レトルト食品を利用したもの

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