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生薬

茵陳蒿(いんちんこう)

おもな薬能
胆汁分泌亢進


甘茶

画像出典:TCM Wiki
別名:カワラヨモギ

性 状

茵陳蒿の特徴として草丈は30センチメートルから1メートルぐらいの高さで主に河川の河原や砂浜海岸などの乾燥した場所に自生している植物です。

根は直根で土深くに入っております。茎は下部が木質して硬い茎が地上部から直立した様な状態で育ち、その茎から多数の枝木を分枝しています。

葉は根出葉と茎生葉があり、根出葉は春先頃に銀白色のロケット状の絹毛で覆われます。
根出葉には花がつかず、茎生葉に花が咲く頃に根出葉はほとんど枯れてしまいます。

成 分

βーピネン、カピレン、カピロン、カピリンなどのテルペン化合物、ジメチルエスクチン、スコパロン、キャピラリシンなど

薬理作用

茵陳蒿(いんちんこう)を煎じて服用すると熱を瀉下して体内から取り去り、オ熱(※1)が原因の口の渇き、便秘、胆汁分泌促進、消炎利尿作用、駆虫作用などがあり、黄疸、肝炎、蕁麻疹、尿量減少の改善、浮腫、利尿、回虫駆除などを治療します。
入浴剤として用いると痒みを抑える作用があります。

(※1)オ熱は裏にこもった熱の事を言い、小便不利の症状を伴います。別名で湿熱、裏熱とも言われます。

その他

選び方として綿茵蒿は葉の細い綿糸のようなものが良品。
日本産は頭花ばかりで特有の香気と苦味の強いものほど良品 。